【感想】 『片喰と黄金』

世はまさにゴールドラッシュ
田舎娘の「一発当てたるで~!」

 

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©北野詠一/集英社

 

作品情報

・作者:北野詠一

・巻数:1~4巻(連載中)

・出版社:集英社

 

あらすじ

1848年、カリフォルニアで発見された一粒の黄金をきっかけに始まったゴールドラッシュ。黄金発見の翌年、1849年。噂は世界中へ広がり、野心家たちが無名の田舎町へと押し寄せていた──。
同じころ、アイルランドを襲った未曾有の飢饉で全てを失ったアメリアとコナーの貧乏主従も、人生逆転を期してカリフォルニアへ向かう。
大西洋を越え北米大陸を横断する遥かな旅が始まる!

引用元:https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891303-2

 

レビュー

笑いあり辛酸あり

「巡り会い」の冒険譚

 
仲間と共に目指せ黄金、一攫千金


…あれ?
国は違えど、どこか既視感…


でも、野田先生もオススメしてるだけあって、おもしろさに間違いはない。
キンカムの二番煎じと、簡単には言えんよ。

 


まず、キャラが一味違う。
アメリア(主人公)は「前向き」「野心的」「行動力」の3拍子がそろった「The主人公」
と思いきや、14歳小娘とは思えん「狂気」もあって、そこがまた惹かれてしまう。


他のキャラも個性的だが、ジョン万次郎の登場にはテンションが上がった。

 


ストーリーとしては、基本的には笑いながら読めるが、唐突に辛酸がやって来る。

地雷か。心臓に悪いわ。


定石なんてどこ吹く風、フラグもバッキバキで展開。そこがまたおもろい。


ただ、「笑い」も「ツラい」も「展開」も全部まるっと含めて、結局は人との「巡り会い」が感じられるので、とっても心温まる。


そしてアメリアとコナー(従者)には、おいしいモノをたらふく食べてほしいと、オカンみたいな気持ちになる。

 

 

【ハマり度】★★★★☆

※評価基準

★★★★★:紙で保存用を買いたい

★★★★☆:読み返したい

★★★☆☆:おもしろい

★★☆☆☆:普通

★☆☆☆☆:いまいち

 

【↓↓↓コチラで読んでます↓↓↓】
https://video.unext.jp/book/title/BSD0000268193/BID0000439044

【感想】 『妻、小学生になる』

転生したら妻だった。

ステキな奇跡の物語

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©村田椰融/芳文社

 

作品情報

・作者:村田椰融

・巻数:1~6巻(連載中)

・出版社:芳文社

 

あらすじ

10年前、妻を亡くした新島圭介はずっと失意の中にいた。だがある朝、小学生の女の子が、自分は他界した妻だと言ってやってくる。こうして、小学生の姿をした妻との人生が再び動き始めた!最強の愛妻家と小学生妻(中身はアラフォー)の究極の純愛!!

引用元:http://houbunsha.co.jp/comics/detail.php?p=%BA%CA%A1%A2%BE%AE%B3%D8%C0%B8%A4%CB%A4%CA%A4%EB%A1%A3

 

レビュー

在りえなかった家族のひとときに、ホッコリ感動


毎日のお弁当、食後の団欒、家族でお出かけ、何気ない会話


亡くなった人が戻ってきたって設定だけで、こんなにも感動的になるんやなぁ。
「ありきたり」かもしれないが、そう一言で片付けたくない作品だ。

 


そして何より、貴恵(妻=小学生)に対する圭介(夫)の純愛がえげつない。


たとえロリコン変態男に見られようとも、
20代の女部下に目もくれず、
「あと8年したら結婚できる」とか言っちゃうくらい
引く程に一貫して妻LOVE


こんな純粋無垢なおっさんがいてたまるか(いてほしい)

 


失った家族の時間を取り戻す一方、徐々に変わっていく身辺事情


このまま変わらず家族一緒に…とはいかんよね。
新島家の行く末が気になってしゃーない。

 

【ハマり度】★★★☆☆

※評価基準

★★★★★:紙で保存用を買いたい

★★★★☆:読み返したい

★★★☆☆:おもしろい

★★☆☆☆:普通

★☆☆☆☆:いまいち

 

【↓↓↓コチラで読んでます↓↓↓】
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【感想】 『ドリフターズ』

偉人たちが異世界へ?!

歴史好きのロマンが、ここにある。

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©平野耕太/少年画報社

 

作品情報

・作者:平野耕太

・巻数:1~6巻(連載中)

・出版社:少年画報社

 

あらすじ

紀元1600年、天下分け目の関ヶ原……敵陣突破の撤退戦「島津の退き口」「捨てがまり」で敵将の首を狙うは島津豊久!!生死の狭間で開いた異世界への扉……現在では無い何時か、現実では無い何処かへ、戦国最強のサムライは、新たな戦世界へ招かれる!!異才・平野耕太が描く新世界が今、拡がる……

引用元:http://www.shonengahosha.co.jp/book_Info.php?id=6358

 

レビュー

 その人選と作風に、どハマり


歴史好きなら誰しもが妄想したと思う。


「偉人が同じ時代・同じ場所にいたらどうなるんだろう」
「戦わせたら誰がつえぇんだろう」


もはやロマンとも言えるこの妄想をイイ感じに具現化したのが、この作品

 


まず注目すべきは、その人選


島津豊久(主人公)・織田信長那須与一のトリオから始まり、
安倍晴明が関わってきて、
おや、ハンニバルスキピオが出てきたぞ。
ワイルドバンチのお二方までいらっしゃった。
菅野直(戦闘飛行機付)に山口多聞航空母艦付)登場とか、どうなるんだコレ。
まさかのwwwサン・ジェルミン伯www


敵方には、ジャンヌ・ダルク土方歳三ラス・プーチンアナスタシア
わぉ、明智光秀出てきた!
この人選はなかなか興味深い。

平野先生に選抜理由とか聞きたい。

 


次いでその作風も醍醐味


歴史(的思考)ギャグが美味い具合に調合されてて、
絵やセリフのこってり感はとんこつラーメン食べてるみたい笑
毎日食べたい笑

 


どハマりして続きが気になる日々を過ごしているが、ここで1つ問題が。


単行本1巻は2010年発行
最新6巻は2018年発行


1~2年に1巻のペースに驚愕( ゚Д゚)絶望( ゚Д゚)
平野先生はよ描いてください。

 

【ハマり度】★★★★★

※評価基準

★★★★★:紙で保存用を買いたい

★★★★☆:読み返したい

★★★☆☆:おもしろい

★★☆☆☆:普通

★☆☆☆☆:いまいち

 

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【感想】 『ホームルーム』

 

ドキドキが止まらない!
サイコな2人のラブストーリー…? 

 

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©千代/講談社

作品情報

・作者:千代

・巻数:1~8巻

・出版社:講談社

 

あらすじ

毎日クラスで不快なイタズラを受け続けているイジメられっ子の女子高生・幸子。犯人は不明。でも、実はそんな日々もあんまり苦じゃない。なぜならいつだって憧れの愛田先生が彼女を助けてくれるから。爽やかでイケメン、そして正義感の強い先生はいつだって皆の人気者。もちろん幸子にとっては特別なヒーロー。でも、そんな愛田先生にはある隠された“秘密”があり‥‥? 異才の新人・千代が描く、戦慄の学園サイコ・ラブ!

引用元:http://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000030497

 

レビュー

 思惑が交差しすぎて、もはやカオス

 

ド定番「教師×生徒」の禁断の恋ですね、分かります。
「どんな胸キュンやねん」と思って読んでみたら…

もう別の意味でドキドキ


教師に恋する幸子は、ちょっとオカシい女子高生。
ギリ微笑ましい。ギリやで。


恋のお相手、ラブリンこと愛田先生は、基本的に安定の異常
ちょ、おま、怖いよ。


2人だけじゃなく、色んな人物の思惑やら勘違いやらが重なり絡みながら、ストーリーは展開していく。
進み方が巧妙で「どうなるの?」感も異常


また、描写がおもしろかったり、少しゾッとしたり…
かなり独特な雰囲気の作品だ(良い意味で)

 

【ハマり度】★★★☆☆

※評価基準

★★★★★:紙で保存用を買いたい

★★★★☆:読み返したい

★★★☆☆:おもしろい

★★☆☆☆:普通

★☆☆☆☆:いまいち

 

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【感想】 『親愛なる僕へ殺意をこめて』

二重人格×サスペンス

もう他人も自分も信じられへん…!

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©井龍一・伊藤翔太/講談社

 

作品情報

・作者:井龍一・伊藤翔

・巻数:1~11巻

・出版社:講談社

 

あらすじ

「人生は楽しんだもん勝ち」がモットーの大学生・浦島エイジ。だが彼は、人には言えない“過酷な運命”を背負っていた。その現実と向き合った時、彼は惨劇に巻き込まれていく―――。

引用元:http://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000032025

 

レビュー

 醍醐味の「自己分析」と

「読めない」キャラにページがススム


ある晴れた日のこと
「二重人格のマンガが読みたいなぁ」


真っ先に思い浮かぶ『遊☆戯☆王』
でもデュエルスタンバイするつもりも無い(遊戯王は好きよ)


調べてみると、二重人格系マンガって案外少ないんやね。
比較的新しい『親愛なる僕へ殺意をこめて』を読んでみる。

 


それはもう期待に合った、ちょうど良い作品でしたよ( ˆoˆ )/


見どころと言えばやはり、もう1つの人格に気づいてから(醍醐味よね)
エイジ(主人公)が徐々に真実に近づいていく様子に、「続きはよ」
更に言うと、エイジにまさかの事実もあったりして結構衝撃的…!


それだけじゃなく、登場人物が全く「読めない」のもスゴいしおもしろい。
「二重人格じゃなくても、人間みな色々あって分からんもんや」

軽く人間不信。笑
表紙のデザインがよく表現できていると思うよ。


今後どんな事実が判明するのやら!

 

【ハマり度】★★★☆☆

※評価基準

★★★★★:紙で保存用を買いたい

★★★★☆:読み返したい

★★★☆☆:おもしろい

★★☆☆☆:普通

★☆☆☆☆:いまいち

 

【↓↓↓コチラで読んでます↓↓↓】
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【感想】 『王様ランキング』

パッと見は単純そうなのに、

全然単純じゃない人間模様。

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©十日草輔/ブリック出版

 

 

作品情報

・作者:十日草輔

・巻数:1~8巻(連載中)

・出版社:ブリック出版

 

あらすじ

王族の長男で、巨人の両親を持ちながらも、自身は体が小さく、短剣すらまともに振れないほど非力な王子ボッジ。しかも耳が聞こえず、言葉が話せないボッジは、周りからは次期王の器ではないと噂され、どこか空虚な毎日を過ごしていた。しかし、ひょんなことから心が通じる「カゲ」という友達を得て、人生が輝き始める。

 

 

レビュー

見応えあるキャラの数々に、軽く「マジか」

 

まず絵を見て疑心暗鬼に。

「これは…見た目どおり…なのか…?」

「ストーリーがめっちゃ凝っているのかも…」


読み進めていくが、第一印象と変わらない絵が続き、ストーリーも普通。
「話題性に釣られた…」と思い始めた頃、

「おろ?」

 

何やらキャラの特徴という言うか「人間らしさ」が、やけにリアル。

性格悪そうなのに「お前ええヤツやったんか」だったり

すぐ裏切ったり、寝返ったり

強い意志があったり

そりゃもう色々、変化もコロコロ、人間らしく。


その中でボッジ(主人公)の直向さは一段と輝いて見える。

絵にも美化フィルターがかかる(笑)


キレイな絵、複雑なストーリー、個性的なキャラが多すぎるマンガ界で、
逆にこんな作品は、思った以上に読み応えがあると思う。

  

【ハマり度】★★★☆☆

※評価基準

★★★★★:紙で保存用を買いたい

★★★★☆:読み返したい

★★★☆☆:おもしろい

★★☆☆☆:普通

★☆☆☆☆:いまいち

 

【↓↓↓コチラで読んでます↓↓↓】
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【感想】 『スピナマラダ!』

転身劇にグッとくる!

狂った犬のように走る、熱い青春

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©野田サトル/集英社

 

作品情報

・作者:野田サトル

・巻数:1~6巻(完結)

・出版社:集英社

 

あらすじ

氷都を焦がす灼熱のアイスホッケーコミック!!!

氷都・苫小牧。一流フィギュアスケーターとアイスホッケーの宿命的出逢いがあった。フィギュアでオリンピックを目指していた白川朗と超高校級アイスホッケープレイヤー・源間兄弟…。氷上でしか語り合えないモノたちの熱き青春が始まる!!!!

 

引用元:https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-879233-0

 

レビュー

 まるで「ゴールデンカムイ

野田先生、大好きです。


…あれ?金カム??ってなるくらい、笑わせどころや雰囲気はもはやそれ。


笑いとシリアスのバランスも含めて、いかにも野田先生らしい。


ほんで何がおもろいって、二瓶(監督)の言動が逐一お腹にくる(笑)

 


二瓶……お気づきになられただろうか、金カムに似たのがいましたね。


同じネタがあったりするので、金カム好きにも是非読んでほしい!


というか、先にコチラを読んだ方がいいかもしれない!!(初連載マンガやしね)


全6巻なのでイッキに読めてしまうが、もっと続いてほしかったなぁ~


スピナダラ…スピナダ…スピ……未だにちゃんと言えないけど、


「続・スピナマラダ!」期待してます、野田先生。

 

【ハマり度】★★★☆☆

※評価基準

★★★★★:紙で保存用を買いたい

★★★★☆:読み返したい

★★★☆☆:おもしろい

★★☆☆☆:普通

★☆☆☆☆:いまいち

 

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